職場でミスを公開処刑された…指導?ハラスメント?おかしいと感じた時の選択肢

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この記事では、職場でミスをして「公開処刑された」と感じた時に、指導の範囲なのか、ハラスメントにあたる可能性があるのかを判断するポイントや、おかしいと感じた時の選択肢を紹介しています。

「なぜわざわざ人前で言うの?」「これは指導の範囲なの?」と疑問や苦しさを感じてはいませんか?

タスケ

私の職場にも、部署全体に響き渡るような声で個人を叱責する上司がいました。

「自分がミスしたんだから、これくらい我慢するべき?」

そう思ってしまうかもしれません。

しかし、ミスがあったことと、人前で厳しく叱責されることは別の問題です。

この記事を読むことであなたは、人前でミスを叱責されたときに「指導の範囲なのか」 「パワハラにあたる可能性があるのか」を判断するポイントがわかります。

具体的な場面を一緒に整理しながら、つらい状況から抜け出すための対処法も紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

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目次

人前での叱責はパワハラになる場合がある

人前でミスを叱責されたという事実だけでパワハラと決まるわけではありません。

仕事上のミスについて必要な注意を受けることは、通常の業務指導として行われる場合があります。

ただし「人格を否定する」「必要以上に強い態度で責める」「長時間にわたって叱責する」など、仕事上の注意として行き過ぎた場合は、パワハラにあたる可能性があります。

「みんなの前で怒られたからパワハラ」と単純に考えるのではなく、何を言われたのか、どんな態度だったのか、どれくらい続いたのか、同じことが繰り返されているのかまで確認することが大切です。

パワハラは3つの条件を満たすかで判断する

同僚がいる前で一度ミスを注意されただけなら、「人前だった」という事情だけでパワハラと判断するのは難しいでしょう。

パワハラかどうかを見るときは、「みんなの前で上司に怒られた」という一点ではなく、3つの条件を順番に確認すると分かりやすくなります。

 パワハラを判断する3つのポイント

  • 相手に言い返したり断ったりしにくい関係だったか
  • 仕事の注意として、そこまで言う必要があったか
  • その言動で、仕事を続けるのがつらくなっていないか

例えば、上司が部下に対して、

上司

この資料の数字が違っているから、次回から確認方法を変えよう

と伝える場合は、ミスを改善するための指導と考えられます。

ところが、

上司

こんな簡単な仕事もできないのか

上司

みんな、この人のようにならないように

といった発言になると、仕事をするうえで必要な注意とは言えません。

さらに、それを同僚の前で大声で言われたり、長時間にわたって責められたり、何度も繰り返されたりしているなら、安心して働くこと自体が難しくなるでしょう。

「怒られたかどうか」だけで決めるのではなく、「仕事のために必要な注意だったか」「言い方や態度が行き過ぎていなかったか」などを考えてみましょう。

人格を否定する言葉が含まれている

ミスの内容ではなく、あなた自身を否定する言葉が出ていないかを確認してみましょう。

たとえば、

上司

報告書の数字が間違っているから、ここを直して

という注意なら、仕事上の問題を指摘しています。

一方で、

上司

こんなこともできないなんて、社会人失格だ

上司

お前は何をやってもダメだ

上司

だからお前には仕事を任せられない

といった言葉になると、ミスの修正ではなく、本人を否定する言葉になってしまいます。

仕事のミスを指摘されたのか。

それとも、そのミスをきっかけに性格や能力、人間性まで否定されたのか。

この違いは大きいです。

大声や威圧的な態度で責められる

同じ言葉でも、言い方によって受ける圧力は大きく変わります。

たとえば、

上司

この部分は間違っているので、次から確認してください

と落ち着いて言われるのと、

上司

何やってるんだ!

と大声で怒鳴られ、机を叩かれながら責められるのでは、同じミスへの注意でも受ける負担は違います。

特に、部署のメンバーが集まる朝礼や会議の場で大声で叱られるケースは、「みんなの前で怒られた」という恥ずかしさや恐怖も重なります。

「上司はいつも怒鳴る人だから」と慣れてしまうと、必要以上に強い叱責を受けていても、それを当たり前だと思ってしまうことがあります。

自分が受けている叱責を、同じ職場の同僚から相談されたらどう感じるか。少し離れた視点で考えてみることも大切です。

必要以上に長時間の叱責が続く

ミスを指摘されること自体は、仕事上の指導として必要な場合があります。

たとえば、会議でミスを指摘されたあと、

上司

ここを修正してください

上司

次回からこの手順で確認しましょう

と伝えられて終わるなら、業務上の指導として理解できるでしょう。

  • 修正方法の説明が終わっているのに、同じミスについて延々と責められる
  • 「なぜこんなことをした」と何度も聞かれ、過去の失敗まで持ち出される
  • 仕事に戻れないほど長時間、立ったまま叱られる

こうした状況なら、単に「自分がミスをしたから」と考えず、叱責の内容や長さを振り返ってみましょう。

「何分以上ならパワハラ」という一律の基準があるわけではありません。

重要なのは、その叱責が仕事の改善に必要な範囲に収まっていたのか、それとも必要以上に続いていたのかです。

同じような叱責が繰り返されている

一度の注意だけでなく、似たような叱責が何度も続いているなら、その頻度や繰り返し方にも目を向けてみましょう。

たとえば、月曜日の朝礼でミスを指摘され、水曜日には別の仕事のミスをみんなの前で責められ、翌週には以前の失敗まで持ち出される。

そのたびに、

上司

またお前か

上司

前にも言ったよな

上司

本当に学習しないな

などと言われている。

このような場合、その場その場では「また怒られた」としか思わなくても、記録してみると同じようなことが何度も起きていると分かるかもしれません。

パワハラにあたるかどうかは個別の事情によって判断されますが、同じような叱責が繰り返されていることも、パワハラかどうかを考えるときのポイントになります。

「一回だけなら我慢できる」と放置していたら、気づけば何か月も続いていた。

そんな状態になる前に、まずは出来事を記録しておくことも大切です。

つらい叱責は記録を残して相談する

つらいと感じるほど負担になっているなら、その状態を放置しないことが大切です。

「これっておかしいかも」と思ったら、まずは叱責された事実を残しておきましょう。

そのうえで、上司に伝える、会社に相談するなど、次にできることを考えていきましょう。

日時と場所を記録する

まずは、いつ、どこで起きたのかを書き残します。

「先週、会議で怒られた」ではなく、

7月30日、午前10時ごろ、
営業部の定例会議で、
上司から叱責された

というように、後から見ても状況が分かる形にしておきます。

その場に誰がいたのかも書いておくと、出来事を振り返るときに役立ちます。

記録を作るときは、きれいな文章にする必要はありません。

スマートフォンやノートに、その日のうちに事実を書いておくだけでも構いません。

後になって「いつの話だったか分からない」とならないよう、日付や時間、場所を残しておきましょう。

状況を具体的に記録する

「ひどく怒られた」だけではなく、覚えている範囲で「実際に何を言われたのか」「どのような状況だったのか」を書いておきましょう。

たとえば、

会議中に「こんなこともできないのか」と言われた

同僚4人の前で約20分間叱責された

先月のミスについても繰り返し言われた

という具合です。

正確な一字一句を覚えていなくても、無理に補う必要はありません。

  • 何をミスしたのか
  • 誰から言われたのか
  • 何と言われたのか
  • 誰が見ていたのか
  • どのくらい続いたのか
  • その後、仕事にどんな影響があったのか

何度も起きているなら、出来事ごとに記録してください。

「何があったのか」と「自分がどう感じたのか」を分けて記録しておくと、後から状況を整理しやすくなります。

上司に改善を求める

状況を変えたいなら、「何をやめてほしいのか」を具体的に伝える方法があります。

たとえば、

ミスについての指導は受けます。
ただ、他の社員がいる前での叱責は控えてほしいです。

という伝え方です。

「怒らないでください」とだけ伝えるより、「ミスへの指導」と、「人前での叱責」を分けて伝えるほうが、自分の希望を明確にできます。

ただし、叱責している本人に直接言うのが難しい場合もあります。

「相談したら余計に怒られそう」
「何を言っても聞いてもらえない」
「上司が会社の中でかなり強い立場にいる」

その場合は、無理に本人へ伝えず、別の方法で相談することもできます。

会社の相談窓口に相談する

会社に人事部やハラスメント相談窓口があるなら、そこに相談するのも一つの方法です。

相談するときは、「パワハラを受けました」と結論だけを伝えるより、

7月30日の会議で、4人の同僚がいる前でこう言われた

同じことが過去3回あった

その後、上司の前では強い緊張を感じて仕事に集中できない

というように、記録した事実をもとに話すと状況を伝えやすくなります。

会社に相談したあとも、相談した日、誰に相談したか、どのような対応をされたかを記録しておきましょう。

会社に相談しても対応してもらえない場合は、会社の外にある労働相談窓口を利用する方法もあります。

大切なのは、つらい状況を一人で抱え続けないことです。

改善されないなら職場を離れる選択肢もある

職場での対応が変わらず、相談しても改善しないなら、ずっと我慢し続ける必要はありません。

今の会社で環境を変えられないか考え、それでも難しければ転職や退職を選ぶ道もあります。

「自分がミスしたのだから、我慢するしかない」と考える必要はありません。

働き続ける負担を考える

「自分がミスしたのだから、辞めるなんて大げさかな」と考えていないでしょうか。

一度、ミスそのものから離れて考えてみてください。

  • 朝、会社に行く時間になると気分が重くなる
  • 上司からメールが来ただけで強く緊張する
  • また人前で怒られるのではないかと思い、必要以上に萎縮してしまう
  • ミスをしないことばかり考えて、仕事そのものに集中できない

こうした状態が続いているなら、「自分が弱いから」と決めつけるのではなく、今の職場で働き続ける負担にも目を向けてみましょう。

「あと1年、この状態が続いたらどうなるだろう」

今の環境をこの先も続けられるのか、一度考えてみてください。

社内異動で環境を変える

「会社自体は好きだけど、人前で叱責される状況だけ何とかしたい」という場合は、社内異動が解決策になることもあります。

部署異動や担当変更ができれば、退職せずに働く環境を変えられる可能性があります。

ただし、異動できるかどうかは会社の制度や人員状況によって異なります。

また、異動先でも同じように人間関係で悩む可能性はあります。仕事内容だけでなく、どんな人と働くことになるのかも確認しておくと安心です。

「今の上司から離れたい」だけでなく、「異動した先でも働き続けられそうか」を考えてみましょう。

転職で職場そのものを変える

社内で環境を変えるのが難しいなら、転職も選択肢になります。

今すぐ会社を辞めなくても構いません。

まず求人を見て、今の職場以外にも働く場所があると知っておくだけでも、少し気持ちが楽になることがあります。

「ここで耐え続けるしかない」と思わずに済むだけでも、今後のことを冷静に考えやすくなります。

退職を選ぶなら無理なく手続きを進める

相談しても改善しない。

異動も難しい。

今の会社で働き続けるメリットより、負担のほうが大きい。

そこまで考えたうえで「辞めよう」と決めたなら、退職を選ぶこと自体を責める必要はありません。

自分で退職を伝える

自分で退職を伝える場合は、まず会社の就業規則や雇用契約を確認しましょう。

退職を伝えるときに、これまで受けた苦痛をすべて説明したうえで上司に納得してもらう必要はありません。

「退職します」という意思を伝えることと、「なぜそこまでつらかったのかを相手に理解してもらうこと」は別の話です。

退職理由について聞かれた場合も、どこまで詳しく話すかは状況に応じて考えられます。

ただし、退職に関するルールは雇用形態や契約内容によって違う場合があります。

「いつまでに伝えればいいのか」「有給休暇はどうなるのか」など、気になる点があれば、就業規則や契約内容を確認しておきましょう。

第三者に相談して退職を進める

「退職したい」と思っていても、上司に伝えることを考えるだけで怖くなる人もいるでしょう。

特に、これまで人前で強く叱責されてきたなら、「退職を伝えたら何を言われるか分からない」と不安になるのも無理はありません。

その場合は、一人で全部解決しようとしなくても大丈夫です。

まずは信頼できる家族や知人に相談し、退職までの流れを一緒に整理してもらうだけでも構いません。

会社とのやり取りや退職手続きについて分からないことがあれば、労働問題を扱う相談窓口に確認する方法もあります。

それでも、

  • 上司に退職を切り出すこと自体が怖い
  • 退職を伝えた後のやり取りをできるだけ減らしたい
  • 自分だけで会社との退職手続きを進めることに不安がある

という場合は、退職代行を利用する方法もあります。

退職代行の選び方や確認しておきたいポイントについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

自分が安心して働ける環境を選ぼう

人前でミスを叱責されたとき、「自分が悪かったから仕方ないのかも」と考えてしまうかもしれません。

そう考えてしまうのは、仕事にきちんと向き合おうとしている証です。 

でも「これって普通なのかな」と迷っているなら、まずは今日から記録を残してみてください。

相談しても改善されないなら、異動や転職を考えてもいい。

それでも難しいなら、退職を選んでもいい。

自分で伝えられるなら自分で進め、難しいなら退職代行を含めた「人に頼る方法」を考える。

「自分がミスをしたから、ここで耐え続けなければいけない」と決めつける必要はありません。

今の職場で働き続けることだけを前提にせず、「自分が安心して働けること」を基準に、これからの働き方を考えてみてください。

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参考資料

本記事では、職場におけるパワーハラスメントの判断基準や相談に関する情報を整理するにあたり、以下の公的資料を参考にしています。

  • 厚生労働省 愛知労働局 「職場におけるハラスメントの防止のために」
    https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/kaiseirousuihou_pawaraboushi_00349.htm
  • 厚生労働省「あかるい職場応援団|パワーハラスメントとは」
    https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/harassment_list/power-hara/
  • 厚生労働省「あかるい職場応援団|相談窓口のご案内」
    https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/inquiry-counter/

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この記事を書いた人

 はじめまして、タスケです!

このブログは、私自身がブラック企業やパワハラ・セクハラ、激務などに悩み、休職や退職を経験したことをきっかけに始めました。

「もう仕事に行きたくない……」
「辞めたいけど、どうしたらいいんだろう?」

自分自身が悩んだからこそ、同じように仕事がつらくて辞めたいと思っているあなたに、退職代行などの選択肢を知ってほしい。

実際の利用者の声や事例も調べながら、「自分が同じ立場だったら知りたいことは何だろう?」と考え、できるだけ分かりやすい情報を届けることを心がけています。

10,000時間以上かけて退職代行について調査してきた経験をもとに、「家族や友人にも本当におすすめできる」と思える退職代行サービスをご紹介しています。

限界まで頑張る前に、知ってほしいことがある。

そんな思いで、このブログを運営しています。

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